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逆流性食道炎

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逆流性食道炎とは?

テキストテキスト

胃と食道の中間地点には、胃酸や胃の内容物が逆流しないように働く「下部食道括約筋」という筋肉が存在します。何らかの理由でこの括約筋の機能が低下すると、胃酸や胃の内容物が食道に逆流することがあり、その状態を総称して「胃食道逆流症(GERD)」と呼びます。GERDのうち、逆流によって食道が炎症を起こした状態のことを「逆流性食道炎」と言います。

食道には強い酸性の胃酸から粘膜を守る機能が備わっていないため、逆流が起こると粘膜がダメージを受けて炎症を起こし、ただれ(びらん)や損傷(潰瘍)を生じさせます。しかし、逆流の症状があってもびらんや潰瘍が起きないこともある(非びらん性胃食道逆流症)ため、一口に逆流性食道炎と言ってもその病態は様々です。

逆流性食道炎と機能性消化管障害(FGID)

逆流性食道炎では、症状が明確に現れていても検査では消化管に器質的な異常が認められないことがほとんどです。このように、消化器症状が続いているにもかかわらず内視鏡検査(胃カメラ検査)で消化管に異常が認められない状態のことを「機能性消化管障害(FGID)」と言います。

FGIDには様々なものがありますが、中でも「胃食道逆流症(GERD)」「機能性ディスペプシア(FD)」「過敏性腸症候群(IBS)」の3つが代表的な疾患です。精神的なストレスが発症に大きな影響を与えることが指摘されており、消化器症状だけでなく抗うつや抗不安などの精神症状も現れることがあります(脳腸相関)。

逆流性食道炎の症状

逆流性食道炎の代表的な症状としては以下が挙げられます。ただし、症状には個人差があり、炎症が起きていても全くの無症状であるケースも存在します。また、他の消化器疾患が隠れている可能性もありますので、加古川うおずみクリニックへお早めにお越しください。

胸焼け・胃もたれ

胃酸の逆流によって胸部の熱感や灼熱感、胃もたれなどの症状が現れることがあります。

頻繁なげっぷ

胃酸が食道に逆流することで頻繁なげっぷが起こり、不快感を引き起こすことがあります。

喉の違和感・胸のつかえ

胃酸の逆流によって胸のつかえを感じ、食べ物を飲み込む際に違和感が生じることもあります。

背中・肩の痛み

胃腸の機能低下や血流の悪化により、背中や肩の痛みが生じることもあります。

呑酸(どんさん)

口の中に酸味や苦みがこみ上げてくるように感じたり、それらを伴うゲップが出たりします。また、胃から物が逆流するような感覚が生じることもあります。

上記以外にも、吐き気、乾いた咳、腹部膨満感など様々な症状が挙げられます。

逆流性食道炎の検査

逆流性食道炎の確定診断には胃カメラ検査(胃内視鏡検査)が効果的です。胃カメラを使用して食道の状態を観察し、炎症の程度や症状に基づいて適切な治療を行います。

逆流性食道炎の治療

逆流性食道炎の治療では、「薬物療法による症状の緩和」と「生活習慣の改善」をメインに行います。生活習慣や心理的な要因が原因となることが多いため、これらの改善が効果的です。

薬物療法

胃酸の分泌を抑える薬や胃の運動を調整する薬、胃粘膜を保護する薬など、様々な薬物を組み合わせて治療を行います。再発の可能性もあるため、症状が軽快しても医師の指示に従って服用を継続してください。

また、心理的なストレスが症状に影響を与える場合には、抗不安薬や抗うつ薬の服用が検討されることもあります。

生活習慣の改善

食生活や日常の姿勢、睡眠などの改善によって症状の軽快を期待できます。患者様お一人おひとりのライフスタイルに合わせて生活習慣改善のアドバイスを行います。

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